TOYOTA夏季インターンシップ

課題_2025年の気持ちいいNUI

トヨタ夏季_TOP

2025年の気持ちいいNUIとして提案するのは車に乗っている人間同士のコミュニケーションツール。名前を「Hi Stranger」と名付け、キャッチコピーは「キモチつながるいいキモチ」とした。人間同士では当たり前に行われるコミュニケーションを、車に乗っているときでも当たり前に行えるようにする。そうすることで、テーマの「気持ちいい」を実現する。言葉を「投げかける」という表現の通りに、投げるモーションがスイッチとなり、録音した自分の声を相手の車に届ける形でコミュニケーションを取ることができる。

stranger=知らない人にも「Hi」と声をかけられるような関係になれるようにと思い名付けた。
ロゴは、声の波形が広がっていく様子をイメージした。

 

 

トヨタ夏季_コミュニケーションのイメージ

相手の車からメッセージを受け取るときのイメージ。図の赤い矢印のように飛んでくる。HUDを用いて、モノとして相手からメッセージが送られてきているようなアニメーション。インパネにポップアップして通知するだけで終わらず、よりコミュニケーションを取っている実感の湧く形に。

 

 

トヨタ夏季_インテリアスケッチ

インパネもカーナビもなくして、情報は全てHUD で表示することを想定した。インパネをなくした分、Hi Strangerを表示するためのステージ兼小さい物を置けるテーブルのような作りとした。

 

 

トヨタ夏季_車内からのイメージ

リアルタイムのコミュニケーション以外にも、発展形としてSNSの用に利用できる。
具体的には、自分の録音を道路に「置いておく」ことで、後から通った人が「拾い上げる」ことができる。飲食店の前の道路にご飯の感想を置いたり、今日の道路は凍結しているなど他のドライバーへの注意も促せる。また、個人でのメッセージ以外に、企業の広告や行政からのお知らせなどもメッセージとして受け取れる。車それ自体が一つの情報デバイスとしての役割まで担うことができる。

 

 

トヨタ夏季_UI

受け取るアニメーションや、道に置いてあるときは運転の邪魔にならないようにシンプルな円。
再生されていることを示すアニメーションでロゴの形とリンクした動きをし、かつ同時に再生がどこまで進んだかのシークバーのような役割もしている。全体の半分が波打っていれば半分再生、全て波打てば再生終わり、という具合。